オールドカメラの魅力!Electro35愛を少しだけ語ってみる
一目惚れして買った、人生初のフィルムカメラです!…ブックオフのジャンクですが(笑)
デジタル全盛のこのご時世(2年半ぐらい前)なのでほぼ捨て値です。500円ぐらいだったかな…(´▽`;)
とはいえ当時この手の知識は全くなく、使える当てもなかったのですが、それでも一目惚れしたので思わず買ってしまいました。
…インテリアとしていいかなぁと(^^;)
ところがしばらく眺めているうちに、
「やっぱりいいなぁ、どうせなら使ってみたいなぁ」
という気持ちが強くなり…
「よし!ネットで調べながら色々試してみよう!動いてくれれば儲けものだ!」
という結論に達しました(笑)
さしあたっての問題は電子部品と電池
↑左のがErectro35GSです。
電子部品に問題があった場合、とにかく修理難易度が高くなるカメラらしいです。しかも絞り優先モード(セミオート)専用機のため、ここが壊れるとシャッタースピードが1/500に固定されてしまうとか。
ただこの機種、当時のYASHICAにとっても特別なカメラだったらしく、かなり力が入っている、とくに耐久性には開発者も社長も絶対の自信を持っていた製品だそうで、現代でも完動品は珍しくない…というか、そちらの方が多いとかなんとか。
しかし問題はこの機種の電池(HM-4N型水銀電池5.6V)は、とっくの昔に生産が打ち切られ、もう手に入れることができないということ。
調べると、メンタムスティックのケースに、今でも入手できるLR44電池を4本入れる方法が結構ポピュラー(?)な方法として使われているとの情報もあり、それをちょっと工作して長さを合わせて、アルミをかませて使うことにしました!
さらに調べると、4SR44とか4LR44といった電池に取り付けて使えるようにするアダプターが専門店で通販されている、という情報もありましたが…。
フィルムに感光させないためのモルトも代用品(百均の習字のフェルト製下敷きと両面テープ)で張替えと、この辺は想像以上に簡単に済みました。(実は一回目は失敗して派手に感光させましたが笑)
そしてレンズへ
カビだらけのレンズ…。
ホームセンターで売っていたコンパス(正式名称はケガキコンパス?)の先端を少しいじってレンズをばらしましたがかなり苦戦…
ただこの機種は比較的単純な構造だったらしく、不器用な私でも一応なんとかなりました。
ただ本当は専用のカニ目レンチを使った方が良かったんだろうなぁ、というのは強く感じましたね。現実の店舗で見かけることはまずないと思いますがネット通販なら問題なく買えるようですしね。
ちなみに中のカビ取りは無水エタノールで行いました。消毒用アルコールだと度数が足りずに水分が内部に残り、界面活性剤だとコーティングへの影響が強すぎるそうです(ネットで得た知識)。
というわけで今回の写真はすべてそのElectro35GSで撮ったものです!
ジャンクでしたがレンズ以外には何の不備も問題もなく、操作性もよく、デザインも写りも私好みでいうことなし、人生初の本格フィルムカメラということで、とても思い入れが強いカメラになりましたね。
今回は本当、ただのひとりごと、といった感じになりましたが(笑)
おかげで少しすっきりしました(´▽` )/
今回もお付き合いいただき、ありがとうございました!
ではまた♪